度重なる残業や成果主義の重圧などにより、気分転換や睡眠さえも充分にできていないと伺うケースはたくさんあります。

しかし勤務状況や労働環境は、メンタルヘルスに⼤きな影響を与えます。必要なリフレッシュや睡眠なしに仕事に取り組んでいては、頭が冴えず、さらに勤務時間が⻑くなり、⼼⾝の不調を助⻑する悪循環に陥りかねません。

適切な治療はもちろん、仕事の仕⽅・労働時間・休養の取り⽅をご本⼈や産業医とともにしっかりと考え、将来を⾒据えた⼼⾝の健康をサポートする。単に気分を上げるだけでなく、みんなが気持ちよく⽣活でき、仕事もプライベートも充実する毎⽇をサポートする。それが、メンタルクリニックおおやの⼤切にする想いです。

なかなか寝付くことができない、寝ても何度も⽬が覚めてしまうなどの症状が続くと、やがては慢性的な睡眠不⾜を引き起こしてしまいます。

睡眠不⾜はうつ、不安神経症、パニック障害をはじめとするメンタル不調と関連しているケースも多いことから、⼼⾝の健康に⼗分な睡眠は⽋かすことができません。

⻑過ぎても、短すぎても不調に繋がる睡眠時間。当院ではご本⼈にとって最適な睡眠時間を把握し、良質な眠りに向けた指導・治療を⾏っています。

※特殊な睡眠障害に関しては、睡眠障害専⾨機関をご紹介いたします。

⼈間は誰しもがストレスや不安を感じるものです。しかしそれが⽇常⽣活に⽀障をきたす程となれば、それは治療を要する病気かもしれません。

不安が強いために⾃分がやりたいと思っていることができない、なかなか眠ることができない、⾃律神経症状と考えられる体の不調が⾒受けられる時には、不安やストレスが原因の可能性もあります。

少しでも気になった時は、我慢せず、お気軽に当院までご来院ください。

「認知症と⾔えば物忘れ」とイメージされるかもしれませんが、うつや睡眠障害だと思っていた症状が実は認知症であったり、認知症だと思っていた症状が実は他の精神疾患であるケースもたくさんあります。

それゆえ、まずは認知症なのか、それとも他の精神疾患なのかを識別することからスタートし、認知症であれば中核症状と周辺症状（※）の治療と改善に向けた取り組み、他の精神疾患であれば症状に応じた治療を⾏います。

※認知症の中核症状と周辺症状

うつや睡眠障害は認知症の周辺症状としても⾒受けられます。診断の結果、認知症を原因とする場合には、中核症状と周辺症状双⽅の治療・コントロールを⾏います。