- 2008年1月16日
- うつ
うつ状態、うつ病について24(治療6)
うつ病の治療法は、薬物療法や精神(心理)療法に大別されますが、これらの組み合わせ方や比重は治療の時期や患者さんの病状や周辺状況に依存します。うつ病の経過を①病勢期、②回復期、③リハビリ期に分けられるとします。
①の時期は休養と服薬が主であり、認知療法や行動療法は通常行いません。
②では睡眠・覚醒リズムの改善や薬物の副作用の確認、短時間の精神療法が中心です。
③では職場や学校に戻るための生活リズムの改善や活動する自分のイメージ形成、再発しないための心がけの形成等が大切で、行動療法や認知療法が役立ちます。
最後に、患者さんが自分の弱点に気づいて頂ければ、スムーズに会社や職場に復帰できます。