- 2007年5月28日
- 和歌山について
和歌山について7-根来寺1-
根来寺は覚鑁(かくばん)によって建立されました。覚鑁上人は弘法大師よりは数百年後の時代の高野山の座主の一人です。40歳の若さで高野山のトップとなり、色々な山内での対立があったようです。そのため1100年頃に根来の地に新義真言宗を開闢しました。密厳浄土という思想に立脚し、のちに多くの信者を得ました。浄土思想を真言宗に導入したということになります。空海が宗教者、技術者、経営者、政治家等の多面性を有するのに対して覚鑁は、宗教者としての側面が突出しています。高僧であることには異論のない人物です。
根来寺は覚鑁(かくばん)によって建立されました。覚鑁上人は弘法大師よりは数百年後の時代の高野山の座主の一人です。40歳の若さで高野山のトップとなり、色々な山内での対立があったようです。そのため1100年頃に根来の地に新義真言宗を開闢しました。密厳浄土という思想に立脚し、のちに多くの信者を得ました。浄土思想を真言宗に導入したということになります。空海が宗教者、技術者、経営者、政治家等の多面性を有するのに対して覚鑁は、宗教者としての側面が突出しています。高僧であることには異論のない人物です。