うつ病になりやすい性格としては執着気質、配慮性、完全性、熱中性等が挙げられています。現行の診断基準では診断基準内に性格傾向は含まれません。いくつかのうつ病の症状を挙げて、一定数を超えた場合診断がつくという症候論的操作主義の立場で診断します。臨床経験上は病前性格論はそれなりに妥当であるようです。ただし、現代人の疲弊うつ病に関しては、性格論を持ち出す必要はあまり感じられません。

5月18日、6時よりクリニックのイベントがあり、診察受付は午後4時で終了とさせて頂きます。ご迷惑をお掛けします。翌日よりは通常の開院時間となります。さて、当クリニックの場所柄か、患者様より、平日17時以降と土曜午後の診察希望が多くあります。是非メールやお電話でお問い合わせ下さい。

どうやら管理者は紀北と紀ノ川筋の異同に拘っているようです。範囲としては紀ノ川筋は紀北に含まれます。紀北-紀ノ川筋が和歌山市です。これからは紀ノ川筋と和歌山市の対比で記載したいと思います。

紀ノ川筋の岩出市に根来寺という新義真言宗のお寺があります。豊臣秀吉に焼き討ちされるまでは、僧兵２万人という繁栄を謳歌しました。東京の護国寺、川崎大師、成田山新勝寺等の総本山が根来寺であることはご存知でしょうか？

来院される方には、予約初診、予約外初診、予約再診、予約外再診があります。その他通院されている方の問い合わせで診察がストップすることもあります。予約制で出来るだけ待ち時間を少なくすることが、患者さんのご負担や当院スタッフの混乱回避にも繋がりますが、厳格な予約制は、突発的な事態の際、予約時刻通りに来院された方をお待たせすることになったり、予約まで1週間以上お待たせしたり、急患の方の対応が遅れたりと、ご迷惑やご不快な感じを患者さんに与えることもあります。「予約時間通りに来院したのに待ち時間が長い」というご迷惑をお掛けすることがあると率直に認めざるを得ない点があり、今後の検討課題です。原則的には予約制ですが、厳格な予約制でない点をご理解下さい。

5月18日の6時よりクリニックのイベントがあり、診察受付は午後4時で終了とさせて頂きます。ご迷惑をお掛けします。

いつくかの一定の重症度をもった症状が揃わないとうつ病との診断がつかないことは前述しました。それではどのような状態がうつの前触れなのでしょうか？　最も典型的なのは思考や運動(体の動き)の速度の低下だと考えられます。頭の切り替えが出来ずテキパキさがなくなって残業が増えるとか、同時にいくつかのことが出来なくなる、ちょっとした移動が邪魔くさい等が社会人にとっては前駆状態として典型的だと思われます。

紀北は和歌山県北部を指します。和歌山市と紀ノ川流域を含んでいます。和歌山市は城下町としての、紀ノ川筋は高野山、根来寺、粉河寺等の宗教色が特徴と言えます。ともに大阪府に接していますが、大阪からのアクセスは和歌山市がJR阪和線と南海本線、紀ノ川筋は南海高野線です。南海高野線は橋本駅を通り、九度山、高野山へと続きます。橋本近辺の方は和歌山市より大阪が心理的に近い距離です。

先日、梟が到着しました。２匹来たのですが、どちらもすばらしい梟でした。当院のトレードマークとしての梟は大阪の友人のデザインにさせて頂きます。W.Y.さん、ありがとうございました。後日、HPに登場予定です。

中等度以上のうつ状態でも本人や周囲が気づかないことはよくあります。仮面うつ病と言われるものや、重度のうつで疾病否認をしている場合もあります。また、周囲が気づいても本人が否認したり、決断が着かないで受診のタイミングが遅れることがあります。うつは働き盛りの時期に発症することが多く、本人や家族、社会経済的にも大きな損失です。

ヘーゲルの梟＝哲学の意味が前記の解釈通り「ミネルヴァの…」の言葉に込められているとすれば、哲学の役割を否定するものではないものの、哲学の登場は物事の終局場面になります。行動が先で理屈は後から着いて来る、と言うことでしょうか？　現実の社会は演繹的な論理だけでは成り立たないことは解りますが、論理のすべてが後付けであるとも言えません。行動と理屈のバランス、難しいですね。